2015.08.11 山梨・西沢渓谷
- 2015/10/23
- 15:38
『リアル滝を見に行く! in 西沢渓谷』のお話しをば・・・
西沢渓谷は山梨県山梨市の秩父多摩甲斐国立公園内に位置し
一周約10kmの周遊コースが整備されており 折り返し地点までの往路は
日本の滝100選や水源の森100選 平成の名水百選などに認定されている景勝地です。
連日の猛暑日が続いた関東地方。
堪らず涼を求めて山間部の渓谷沿いをトレッキングしてきました。
AM 6:12

山梨県勝沼町を走る「塩山フルーツライン」の高台から山梨市・笛吹市の街並みを一望。
3時半起きの 4時過ぎ出発でここまで来ました。
AM 6:54

程なくして 今回の目的地である西沢渓谷に到着しました。
お盆休みに突入している火曜日ですが この時間では駐車場の車もまだ数台。
ゲートを迂回して人気の少ない林道をテクテクと。。。
あっという間に

登山道が始まります。

おっかなびっくり吊り橋を渡って・・・ (金属製とはいえ結構揺れるんです

ここから「日本の滝100選」に選ばれた美しい滝の共演がスタート!

水の流れって癒しですね~

ただただ茫然と魅入ってしまうばかりです。

まさにコバルトブルーな水面に言葉も出ません。。。
水の色と言うよりは 川底のプランクトンなんかが関係しているのでしょうけど、、、
小学生のころに描いた絵なんかは 決まって水は青いよね。。。

滑らないように 躓かないように

幾つもの豪快な滝たちが「見て!見て!」とせがむかのように待っていてくれます。

途中こんな先住民の方にもお会いしたりして・・・ (おはようゴザイマス

あまりにも雄大な絶景を前に・・・
ただ
ただ

壊れるのみですwww

天然のウォータースライダーを見つけて 滑ってみたい欲求を抑えるのが大変でしたw

ここは笛吹川の源流。この先の国師ヶ岳と奥千丈岳に源を発する渓谷。
渓谷脇から湧き出る一滴一滴が日本三大急流の一級河川を作っています。

母体淵では 何やら神秘さすら 感じます。

山側からの湧水がマイナスイオンと涼を与えてくれますね。。。

カエル岩の横を通って

あれ? さっきもお会いしたような??

七ツ釜五段の滝が見えてきました。
上部にあるお釜状の滝つぼも やはりコバルトブルー。

人工物では絶対に真似のできない景観に感動しかありません。
ただ 登山道は非常に狭く 滝に見惚れ過ぎると滑落の危険も。

滝と反対側 山の斜面からは勢いよく湧水が流れ出ていて

滑らないように 滑らないように・・・写真を撮るwww

不動の滝で西沢渓谷コースの滝は終了です。
ここまで来るとかなり標高が上がってきているのが分かります。
やや急な登山道を登り 山頂の休憩できる場所へ。
なにげに標高1200mだそうです。。。
AM 8:46

さてここでやっと朝ごはんです!
お湯を沸かして・・・

ホットサンドも用意。
重いのに自宅から食材とホットサンドメーカー&ガスバーナーまで持ってきました。

見晴しを堪能しながら朝食の支度。こんな贅沢っていいね。
わざわざ重たい思いをしてきた甲斐もあります。

朝食のメニューはホットサンドと油を使わないお手軽ハッシュポテト それとコーンポタージュ。
現在の気温19℃。 さわやかな空気の下でささやかな朝食。

てか! 激ウマwww
ゆっくりマッタリ・・・

コーヒーを淹れようとしていた時 足元に何か不自然なものがあることに気が付きました。
ベンチのほんの足元。。。

これって、、、もしかして、、、、、
線路?
これから下山を開始する復路は
約50年前まで材木の搬出に使われていた旧森林軌道を通るコース。

50年前の遺構がそのまま残る下山道を進みます。
当時 トロッコが通過していたことを思わせる軌道跡になんだかワクワク。

高度経済成長が最盛を極めていた時代。
ここから多くの材木が搬出され 首都圏の繁栄を創製した場所。

都市部の原理に逆らうかのように打ち捨てられた過去の繁栄
しかし こういう所では崖の崩落は日常茶飯事のようで
この場所も つい一ヵ月半ほど前までは通行止めだったそうです。

現在は迂回路が作られ難なく通過することが出来ますが

修繕中の橋の現状は 自然の猛威を思い知らされます。
さらに進んで

線路を歩くワクワク感。。。
映画「スタンド・バイ・ミー」を彷彿とさせるその情景は幾つになってもはしゃいでしまいます。

その軌道があった場所も 崖の崩落などで一部の場所は浸食が進んでいますね。

自分がトロッコに乗っているかのような錯覚を覚える道をヒラヒラと進んで。

この一滴が生命の源

モフモフの苔
こんな所にも生命の息吹を感じます。

誰も気にしない繁栄の裏側。
こんな所にひっそりとその歴史が・・・

アナログ・人力(時には馬)・手間ひま、、、、、そんな言葉が大好き!

都会の理屈なんて及ばないほどに力強く感じたトロッコ
「お疲れさまでした」

下山途中にはこんな神社もあって、、、
山旅の安全を祈願しました。

コース最後のネトリ橋を渡って 西沢渓谷のスタート地点へと戻ってきました・・・
この頃になると 観光で訪れた方々とすれ違うようになります。
中には半袖・短パンの彼氏と ヒールを履いた女性の姿も。。。
ガッツリ登山装備の自分は なんだかとっても浮いていたような・・・

駐車場に戻ると

ほぼ満車www
やはり観光地は早くに訪れて 早くに撤収が鉄則。
早起きは三文の得(徳)www でしたね!
ここで時刻はAM 10:40
温泉にでも浸かって帰ることとしますか?
で 向かったのは・・・
今では 甲斐の国を代表すると言っても過言ではないこちら

宣伝もしない サービスもしない、、、、、 けど勝手に楽しんでいって
だから “ほったらかし” のほったらかし温泉。。。

どちらにするか 悩むところですねぇ
今回はあっちの湯で!
この眺望ですからね!


「ほったらかされる」くらいが丁度いいwww
いや逆に ほっといて。。。
今回のショートトリップで一番残念なのが、、、車で来ちゃった っということ。
さすがにここら辺で人生辞めるワケにはいかないのでアルコールは御法度。
そしたら
PM 12:37

ドデカミンって 超美味しい!!
湯上がりにはビールよりこっちの方がいいかもwww
お昼ごはんには丁度いい時間なのですが・・・
なにせ今朝は3時半起きだし 温泉も入って 疲れもマックス出まくってるしで
しっかり食べちゃうと多分 帰りの中央道は寝ながら運転することになりそうだな~
という結論に達しました。。。
なので

玉こんにゃくでサクッと昼食。
玉こんにゃくとブラックコーヒーが 意外や意外
凄い合うんだな~~ って実感する休日でした!
いや! 違う違ーう!!
甲州~秩父に駈けての地域って懐が深いなぁ。
まだまだ知らない地域がたくさんあるようで 今後もまた すぐに来ちゃう予感がヒシヒシと・・・
不自然な生活をしているからこそ 自然の中でココロの調律をしないといけないなっ
なんて 実感した休日でした。
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